お参り
7月下旬に、同じ東京室内管弦楽団のメンバーで藝大の後輩が急逝しました。
57歳という若さです。
私はしばらく会っていなかったのですが、みんなの話を聞くと体調は良くなかったのに病院に行かなかったそうです。
それでも前日は甲府の自宅で普通にレッスンされていたと聞きました。
7月下旬はコンクールの審査がびっしりでスケジュール調整が出来ず、お通夜も告別式も伺うことができませんでした。
でも明日明後日で甲府での仕事があるので、前夜入りの今日は絶対に伺おうとご家族に予定を調整していただきました。
自宅では認知症のお母様と足がご不自由なお父様の介護をされていたとのこと。
仕事はほとんどが都内ですし、本番となれば自分の練習もあるし、介護経験者の私はどれだけ精神的にも肉体的にもご苦労があったのか理解できます。
ご両親は同じ施設に入居されたそうです。
そして妹さんがご実家を守っていらっしゃるとのこと。
足の踏み場も無いくらいにたくさんの楽器であふれたレッスン室。
家主がいなくなったなんて楽器たちにはわからないですよね・・・。
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